建築用語集
か行
- ■風窓工法(かざまどこうほう)
- 基礎に床下換気のための風窓をつくる工法。
昔から行われていますが、基礎の一部を風窓にするために、構造的にかなり弱くなってしまいます。
- ■乾式タイル(かんしきたいる)
- 取付け金物等を使用してタイルを固定する工法。
モルタル(ま行参照)を使用しないので、工期が短縮できます。
施工費は湿式よりやや高めになりますが、地震に 対して耐久性がUPするメリットがあります。
- ■構造用合板(こうぞうようごうはん)
- 俗に【ベニヤ】と呼ばれる物の一種。構造用に使用でき、強度が強いベニヤです。
- ■コロニアル瓦(ころにあるがわら)
- スレート瓦とも呼び、瓦の一種。
メーカーにより異なりますが、セメント基材をベースとして、従来の石綿に代替としてパルプ繊維を使用しています。 瓦よりも価格が安いので、一般的に使用されています。
さ行
- ■砕石(さいせき)
- 割栗石(わ行参照)の隙間を埋める小さな石。
石やコンクリートを砕いた物で、大きさが大きくて4㎝ぐらいの物。
- ■サイディング(さいてぃんぐ)
- 外壁の材料の一種。メーカーによって異なりますが、特殊セメント基材を使用した物。
ほとんどの製品が不燃材料として認可を受けている。施工が早く一般的。
- ■湿式タイル(しっしきたいる)
- タイルと躯体を、モルタル(ま行参照)で接着する方法。一般的なタイルの工法。
- ■筋かい(すじかい)
- 地震や風など対し、建物を頑丈にするための斜めの木材。 建物のために大変大事な物。
- ■在来工法(ざいらいこうほう)
- 従来から行われている工法。柱や梁で構成されている。金物等で補強しており地震に強い。
また後々の間取り変更にも対応しやすい。
- ■捨てコンクリート(すてこんくりーと)
- 建物の位置をきめるための墨を打つために打設するコンクリート。
構造的に関係ないので【すて】と言う。
た行
- ■たる木(たるき)
- 木造建築の屋根で下地板を支えるために、棟から母屋(ま行参照)の上に斜めに掛け渡す部材。
な行
- ■布基礎工法(ぬのぎそこうほう)
- 従来から行われている基礎工事の一種。
逆T字型の断面で帯状に連続した基礎。基礎と基礎の間は通常土なので、かなり地震に弱くなる。
- ■根太(ねだ)
- 床と土台や梁の間にある下地材。だいたい30㎝~45㎝間隔で入れて行く。
は行
- ■防湿フィルム(ぼうしつふぃるむ)
- 割栗石(わ行参照)と捨てコンクリート(さ行参照)の間に敷き込むビニールフィルム。
地面からの湿気を建物に入らないようにするために施工する。
ま行
- ■間柱(まばしら)
- 柱と柱の中間に補助的に入れる柱。構造の補強として入れる場合と仕上の下地として入れる場合がある。
- ■棟木(むなぎ・むねぎ)
- 屋根のもっとも高い部分の構造材。棟木を施工完了で上棟となる。
- ■面剛性(めんごうせい)
- 曲げやねじれに対して耐える力を、面によって受け止めること。
- ■母屋(もや)
- 木造の小屋組みにおいてたる木(た行参照)を受ける部材。
- ■モルタル
- セメント・砂・水を練り混ぜた材料。これに砂利が入るとコンクリートになる。
わ行
- ■割栗石(わりぐりいし)
- 基礎工事で地盤を固めるために用いられる小塊状の石。4㎝~30㎝ぐらいまでといろいろある。